お山の超越と申すものでございます。
挨拶なんてしなくてもこんな所に流れ着く人間は正直なところ知り合いかブレアタで検索した方でしょうから御託は並べずに本題から入らせてもらいます。
一応ブレイカーアタック通称ブレアタについて知っていることを前提で話しますのでもし知らない方がいれば一度触ってみることをオススメします。
Googleplayかappstoreでブレイカーアタックと検索すればまず間違いなく1番上に来ます。
ここからはブレイカーアタックをやったことがあることを前提でお話しますね。
今回はこのゲームついて3つの観点から考察していきます。
①ゲーム性
②ストーリー
③作り込み
さぁこの3つからブレイカーアタックを紐解いていきましょう。
①ゲーム性について
よくあるクリッカーにRPGのエッセンスを足した簡潔なゲーム性。攻撃力のインフレが起きるのも特徴的です。
上記はストアページの紹介画像ですね。見ての通り気の遠くなる数字が表記されてます。とてもワクワクしますね。
キャラクター毎に決められたクールタイムを待って時間が来たらタップで攻撃。簡潔なゲーム性ながらキャラクター毎に違う攻撃方法や範囲で戦略性も多少なりともあります。クリッカーにしては珍しいのではないでしょうか?
ただこのゲーム性、ここだけ聞けばとても楽しそうなんですがとてつもなく単調。後半になると技も強くなり範囲も広がって戦略性の せ の字もない。
救済措置の長押しでの攻撃が可能なためただ長押しして敵が倒れるのを待つ。時間内に規定ステージに到達できなければ引き戻されてレベル上げをして再挑戦。
繰り返し繰り返し。
引き戻されるシステムにより絶望的な虚無を味わわさせられる。
どこまでも無為。
さながらシーシュポスの岩運び。
賽の河原の子供たち。
この無為を終わらせる方法はクリアするか辞めるかその二者択一。当然普通の神経なら後者を選ぶ。
なぜならこのゲームは長いのだ。ただひたすらに長い。その長さたるや李白の詩を引用するなら白髪三千丈と言ったところだろうか。ボリュームがあるといえばそれはもう聞こえはいい。
でもボリュームが多いのと配分ミスでは大きな差があるのだ。何たる悲劇かこのゲーム。
単調で粗野なゲーム性とは裏腹に圧倒的物量。
質なんて度外視した量。
とにかく量。
量。
質が悪いのに量で押すのはこのブログも同じだがそんなことが些細に思える量の力。
ああ物量。
それこそがこのゲームを駄ゲーたらしめる理由の一つなのだ。
②ストーリーについて
作者さんにはとても申し訳ない。本当に悪いと思うんですが、イタい の一言につきます。
これでもマシです。ほんとにマシ。どれくらいの酷さかなんて最初の5分でわかる。
ぶっちゃけここまで見てる人なら知ってるだろうから語るまでもない。
自分はなろうやラノベに明るい訳じゃないけれどもそれに近いんじゃないかな?
どこか聞いたことがあるようなむず痒くなるようなセリフの数々。
主人公ブレイカーの思春期全開の下らない下ネタ、セクハラ。おいおい嘘だろっていうお色気展開。
描いたのは中学生かと疑いたくなってしまう内容。
そしてこのストーリーの下らなさに拍車をかけるのは前述のボリューム。
このストーリーにこの物量を持ってくるのか!くっさい飯を食えない量出されて無理に食べさせられたことはあるでしょうか?
泥でも食った方がマシ。
苦痛。
苦行。
懲役。
思いつく限りのゲームへの罵倒をいっぱい頭に浮かべて出てくる言葉は「 クソ 」のただ一言。
逆によくここまで作れたなと。
君はなろう小説の才能があるよと声を大にして言いたい。
それと同時に君はゲームから手を引いた方がいいよとも言いたい。
でもやるかやらないかは自己責任。やってしまった自分が悪いのは分かってる。けれども文句は言いたいしこの気持ちを叩きつけたい。
そういう気持ちが込み上げるストーリーです。
③作り込みについて
やっと来たよ褒められるところ。
やっぱりボリューム。ここまでよく作りこんだ。最後まで手は抜いてない。好感持てるよ。このゲームは嫌いだけど。
真面目な話このゲームをしっかり最後まで飽きずに作った製作者様は凄い。
負けイベントにも勝った時の特殊イベントがある。
要所要所に小さいイベントも入ったりするのもいいところ。
しかも12月配信開始で今もたまーに修正が入ってる。
うん。
努力家だなぁ。
なんせクリアに半日かかるゲームだ。修正も大変だろうに。
このゲーム多分意見反映もしてくれてる。このゲームのクリア配信した直後に修正が入って簡単になった。
ストーリースキップ機能追加。
レベル上げ効率上昇。
敵の撃破が容易に。
文句をダラダラTwitterで言った甲斐があるってもんだ。
本当に作り込みは評価できる。完成させたってところも本当にすごい。面白ければ完璧なゲーム。
惜しいと言いたいけど一番重要なところが欠けてる。情熱だけじゃ面白いゲームは作れない。その裏付けになるゲーム。
でも努力を感じるからみんなに触って欲しいな。
最後になりますが僕はこのゲームが嫌いです。嫌いだけどいいところもある。作者のひたむきな気持ちとか楽しくしようっていう気持ちが空回りしてるっていうのもわかる。
だから作者は好きです。努力ができる人間はとっても美しい。
偉そうにつらつら語ったけど僕はクリアしただけの一般人。
遊ばさせてもらってる側。
製作者の方が間違いなく偉い。でもクリアしたから発信したかった。ただそれだけです。
この製作者さんにはもっと色々作って少しづつ修正していって欲しい。
そういう気持ちがとても強い。
クソゲーだけど忘れられない。応援したくなるクソゲー。クソゲーにも色々あるんだね。
このブログを通してブレイカーアタックが少しでも記憶に残ってくれればなと思います。こういうゲームを完成させるところからゲー厶製作者への道は始まるのかなって。
そんなこんなでここいらでシメとさせてもらいます。最後まで見てくださってありがとうございました。
ブログなんてもう書かないと思いますが何かあったらよろしくお願いします。
このゲームと巡り合わせてくださったあぼかーどさん、製作者様のAttackerSoft様にこの場を借りて感謝させてもらいます。本当にありがとうございました。